予防

狂犬病は、人にも感染する恐れのある重大なウイルス感染症です。
日本では長年発生がありませんが、世界では今なお多くの国で発症が報告されており、**「発症すればほぼ100%致死」**という非常に危険な病気です。
日本においては、年1回の狂犬病予防接種が法律で義務付けられています（狂犬病予防法）。
これは愛犬を守るだけでなく、地域全体の安全を守るためにも欠かせないものです。
当院では、横浜市の登録制度にも対応した予防接種を行っております。
初めてワンちゃんを迎えた方や、予防接種の時期が不明な方も、どうぞお気軽にご相談ください。飼い主様の予防への意識が、地域の安心と大切なご家族の命を守ります。

ワンちゃん・ネコちゃんが元気に過ごすためには、病気の予防が大切です。
混合ワクチンは、命に関わる感染症から守る重要な予防接種で、
ワンちゃんでは「パルボウイルス」や「ジステンパー」、ネコちゃんでは「ヘルペスウイルス」や「カリシウイルス」など、重篤化しやすい病気に有効です。
これらは室内飼いでも感染リスクがあり、ペットホテルやトリミングの利用時にも接種証明が求められることがあります。
当院では、年齢や生活環境に応じた最適なワクチンプランをご提案。副反応への配慮や体調管理も含め、丁寧にサポートいたします。

フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫による感染症で、ワンちゃんが非常にかかりやすく肺や心臓に寄生し重篤化することがあります。
咳や息切れ、体力低下などの症状が見られ、放置すると生涯にわたり影響を及ぼすことも。
予防薬の前には採血を行い、感染の有無を確認します。ネコちゃんの感染率は低いとされていますが、横浜市西区ではネコちゃんにも予防推奨しております。
一般的には月1回の投薬ですが、地域や環境により通年予防が必要な場合もあります。フィラリアはほぼ100％予防ができる病気です。防げる病気で亡くなることのないように、日々の配慮を心がけてください。

ノミやマダニは、かゆみや皮膚炎だけでなく、重篤な病気を引き起こすことがあります。
特にマダニは、バベシア症やライム病など、命に関わる感染症のリスクがあるため注意が必要です。
予防には、スポットタイプやお肉タイプ、3カ月効果が続くタイプなどさまざまな方法があり、定期的な対策が重要です。
当院では、ワンちゃん・ネコちゃんの体調や生活環境に応じて最適な予防プランをご提案しています。お気軽にご相談ください。